【海外で病院】国民健康保険海外療養費の払い戻しを申請してみた!
こんにちは!旅するノマド夫婦です。
海外で病気になったとき。
多くは海外旅行保険や、クレジットカード付帯の保険でカバーすると
思います。
しかし、海外旅行保険の場合、多くの「持病」「渡航前に発病したもの」
はカバーされません。
では、全額自己負担しかないの?というところですが、
国民健康保険では
国民健康保険海外医療費の一部払い戻し
の手続きが可能です。
今回、これを実践してきましたので、私たちの場合のご紹介。
夫が渡航先(マレーシア)で持病が悪化したので、診察してもらいました。
(あくまでも、私達個人の体験、2019年6月時点ということでお願いします)
- 1.もっとも重要なのは病院に「診療内容明細書」「領収明細書」を持参すること!
- 2.病院に行ったら、1.の書類が必要なことを説明する
- 3.帰国したら、必要書類をそろえる
- 4.自治体の管轄窓口へ持参する
- 5.無事に振り込まれました
1.もっとも重要なのは病院に「診療内容明細書」「領収明細書」を持参すること!
この制度を使用するときにもっとも重要なのは、
海外で行く病院に「診療内容明細書」「領収明細書」を持参すること
です。
(こちらは診療内容明細書のサンプル画像)
この2つの書類に、主治医による症状の概要、処置の概要、
主治医のサインなどが必要になります。
必要ファイルは、以下のウェブサイトからPDFでダウンロードできます。
現地で病院に行く可能性がある方もない方も、一部コピーして持参しておくと
安心です。
2.病院に行ったら、1.の書類が必要なことを説明する
私たちが行った病院は、日本人通訳の方がいる病院だったので、
事前に電話をし「国民健康保険の払い戻しの書類を・・」
と行っただけで、
「診療内容明細書」「領収明細書」を持参するよう
言われました。
また、診療前に、医師にこの書類が必要な旨を説明し、
お渡ししました。
3.帰国したら、必要書類をそろえる
請求期限は、「その治療費を支払った日の翌日から起算して2年間」です。
(2019年6月現在)
必要な書類は、
・診療内容明細書 (原本)
・領収明細書 (原本)
・領収書 (原本)
・国民健康保険被保険者証
・受診者のパスポート
・世帯主の印鑑 (朱肉を使用するもの)
・振込を希望する世帯主名義の預金通帳
・調査に関わる同意書 (海外医療費) →これは窓口で書きました
また、太字部分の上から3つは
外国語で作成されている場合は、日本語の翻訳文、翻訳者の住所・氏名(署名)
が必要です。
今回は、妻が翻訳し、妻の住所、氏名、署名をしました。
4.自治体の管轄窓口へ持参する
自治体の管轄窓口へ必要書類を持参します。
しかし・・!
実はここですごく時間がかかってしまいました。
時間がかかった理由は、
・窓口の人がこの制度に詳しくなく、時間がかかる
・こちらも初めての申請だったため、よく分かっていない
(特に今回、書類を翻訳したのは妻、実際に窓口に行ったのは夫で、
夫もよく理解していなかった)
窓口で時間がかかったことで、解決できそうな部分は、
・パスポートの該当の出入国のスタンプを見つけられない
→解決法:あらかじめ該当のところを自分で見つけておく
・3.の書類以外に、管轄の窓口で書く書類に、英語で「病院名、病院住所、
医師名」などを記入する欄がある
→解決法:あらかじめ、かかった病院の情報は英語でメモしておく。
(病院名、病院住所、電話番号、医師の名前等)
・誰も制度を理解していない・・・・!?
→解決法:少なくとも、申請者本人はしっかり制度と書類を理解して
いきましょう。特に書類は人任せではなく自分で記入し理解すること!
5.無事に振り込まれました
申請したのは、2019年6月。
その後、2019年8月下旬、金額が決定した通知が届きました。
結論から言うと、払った金額の3割弱程度が払い戻しとなりました。
実費:約8,086円
日本国内保険診療報酬(標準額):3,780円
→標準額:3,780円の3割負担なので、7割が払い戻し (2,646円)
実際に支払った額ではなく、あくまでも日本国内保険診療報酬と言う
標準額に落とし込まれるので、支払った額の7割が戻ってくるわけではなかったです。
海外で病気、なんて誰しも経験したくないものですが、
もしどなたかの参考になれば嬉しいです。
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今日も最後まで読んでいただきありがとうございます!
ではまた~